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9月になり夜は涼しくなり過ごしやすいのですが、
昼間はまだまだ日差しも強く暑い日が続いています。
夏場、外へ買い物に行くだけでもスーパーやデパートなどではクーラーがよく効いています。
また自らクーラーで冷やし過ぎ、気付かぬ間に体調を崩している方もおられるのではないでしょうか?
そうしてムリをさせた疲れが出やすいのもこの時期なのです。
現在クーラーに頼ってしまいがちですが、
季節の野菜に素晴らしい作用があることをご存じでしょうか。
特にトマト、茄子、キュウリは体を冷やす作用や夏バテ予防にとても効果のある野菜なのです。
トマトにはリコピンという栄養素があり、夏の強い日差しによって起る
細胞の酸化・老化を防ぐ作用があります。しかも免疫力も高めてくれます。
茄子には話題のポリフェノールが豊富に含まれており、抗酸化作用があります。
キュウリはその96%が水分であり、加熱することによって利尿作用も生まれます。
利尿作用によって体温を下げるとともに不必要な塩分を排出することによって、
塩分過多による高血圧・動脈硬化の予防にもなるのです。
しかも旬である夏に食べると含まれているビタミンCは冬の二倍にもなります。
これらの野菜は一部であり、旬の食べ物を食べると言うことは不思議と
その時々に我々に必要な作用を得ることが出来るようになっているのです。
来年の夏は窓を開けて扇風機をかける程度にとどめ、
キュウリをかじって過ごしてみるのも一興かもしれません。