11月だというのに暖かい日が続いていましたが、
先週木枯らしが吹き、やっと寒さが増してきた今日この頃
当院では腰痛の患者様が多数来院されています。
やはり急に寒くなったことで、
朝体がまだ動く準備が出来ていないのに
ムリに動かして腰に負担を与えたケースが多いように思います。
東洋医学では大自然の気象の状態を
風、寒、暑、湿、燥、火という6つの状態に分類し
これを「六気(ろっき)」といいます。
この六気は各々四季に当てはめられるのですが、
冬は「寒」という六気が当てはめられています。
気候の変化が異常な場合や、
人体が六気に対して著しく抵抗力を無くした時には、
六気はそれぞれ、風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪(熱邪)という、
邪気となって人体に障害を与えます。
これらをまとめて「六淫」といいます。
ゆっくり寒さが増せば、人の体もそれに順応し
徐々に寒さに耐えうる体となるのですが、
今年のように急に冷え込むとその寒さは「寒邪」となり
人々の体に障害を与えます。
それを防ぐために、暖かい服装を心がけましょう。
エアコン等の暖房を効かせすぎると、
外に出た時に急に寒さに触れるためあまり体には良くありません。
外と中であまり体感温度差が出ないようにしましょう。
食事もカボチャ、ニラ、ネギ、トウガラシなど体を内から暖める
食べ物を積極的に食べてみるのも良いかも知れません。
丸山