早くも10月を向かえました。ようやく秋の季節を感じられるこの頃ですね。私は奈良県御所市にある高鴨神社で開かれた観月祭に行ってきました。高鴨神社は由緒ある神社のようで葛城の道でも有名であります。毎年開催されている恒例行事であり3部構成となっています。1部は奉納舞楽雅楽など演奏され神社の境内で行われていることもありなんともいえない雰囲気で行われました。2部は浦安の舞が行われました。浦安とは心やすらかという意味で日本書紀にも「日本者浦安国」とあり、異国から風土が美しく平和な国とされていたようです。この舞は十二単を身にまとった4人の神子が扇と鈴を手に持って舞うもので、国の平穏無事を祈って古来より行われているようです。3部は和太鼓、三味線、笛、ドラムのセッションが行われました。3部は大迫力で、和太鼓の力強さ、三味線の繊細さにドラムの味付けが加わり見事なコラボレーションでした。肌寒い小雨の降る中でしたが圧倒的なパワーで神社全体を熱気で包みこみ、終わった後は、なんとも言えない爽快感を感じました。たまにはこんな趣向を凝らした音楽祭もいいものですね・・・                      okkun