2月5日に桂川緑地運動公園で行われた関西シクロクロス第10戦にコンディショニングブースを出店してきました!これが今シーズン最後のレースになります。エントリー数は700人超えとなり、どの会場よりも活気がありました。

世界選手権代表も帰国しての参戦で関東からも多くの選手が参戦している最終戦。代表選手からの世界選手権の報告やシーズンポイントランキングによるシーズンチャンピオンの表彰など、レースの合間にもイベントが盛りだくさんです。

そんな会場で試走を終えた選手が一名ブースにやってきました。試走中に落車してしまい、左足首を捻挫した模様。彼がエントリーしているのはC3!その選手とはC3で恐れられているオレンジの悪魔こと中学生の西村選手!C3下位の選手は彼と同じ組になると彼によるラップに恐怖するのであります。

さて足の状態はというとよくある内反捻挫では無く、やや外反気味に捻っているようでした。スデに腫れてきており、普通に歩いても痛みがある状態でした。とりあえずアイシングするのが良いのですが、ブースでは氷を準備しておらず、整復してからテーピングで圧迫と固定を行いました。レース前にもう一度来てもらってテープを薄いものに張り替えてレースを走ってみようかと話していたのですが、彼はレース前に来ないでそのままスタート

そんな彼の結果はというと・・・

なんと優勝・・・左足は痛くないのでしょうか・・・本当に西村くんは悪魔なのかもしれません・・・おめでとうございます!

そして今回は院長小南もエントリー!全く練習出来ずにいたので、前日にも試走してみて出るか出ないか決めるなど、ネガティブなことを言っていたのですが、それはしっかりとペダルやシューズを車に積み込み、いつも仲良くさせていただいているアキコーポレーションの森さんに試乗車を貸していただいてセッティング。そしてエントリーしたクラスはM2で同じ組にこちらもいつも仲良くさせていただいているMoricoWaveの盛岡さんがエントリー。外堀は埋められました。

朝、ブースを設営した後に二人でコースを歩いてコースの確認。特に身の危険があるコースでは無いので心に余裕があります。

そしてそこからこれまでの会場で無いほどにコンディショングブースにお客さんが来られました。各々目的は様々ですが、レースのスタート時間が迫る中でなかなかご希望に沿えなかったこともあるかもしれません。

スタッフーマルヤマは自分のスタート直前までずっとブースから離れることが出来ずにアルカンシェルを着た荻島選手を見ることが出来ませんでした。もちろん日本チャンピオンの竹野内選手が走るC1も全く見られませんでした・・・仕事と両立は難しいですorz

何とかスタート時間に遅れること無く、ブースを離れて走ったレースですが、平坦基調故に休めるセクションも無く、ずっといっぱいいっぱい踏み続けていました。周囲からはたれているように見えても、本人はいたって全開です。
途中3人ほどのパックになったのでゴールはこのパックの先頭でと考えていた矢先に、キャンバーで後輪を滑らしてしまい転倒。2名はどんどん先に進んで行きます。
ここから諦めてしまうこともあるのですが、今日は最終戦で次はありません。とりあえずそこからまた全開です。前をひたすら追いかけます。すると人間やれば出来るもので前の一人が見えてきたではありませんか。とりあえず最終コーナーを先に抜けなければゴールスプリントでの勝利は難しいので、最終コーナーを先に抜けられるように全力で踏み続けました。
何とか最終コーナーを先に抜けて後はゴールまで一直線のストレートです。もう後ろを振り返る余裕はありません。再びひたすらもがきます。前にもう一人見えますが、さすがに届きませんでした。
何とか後ろから差されることなくゴール。心臓が口から飛び出そうで、手足ももげそうです。こんな感覚は何時ぶりでしょうか?最終戦にしてこの感覚を味わってしまい、しばらくは味わえないのかと思うと寂しくなってしまいました。
そのまま一度芝生に倒れこんで休憩して後にブースに帰還。
院長小南が出走の準備を行なっていました。ボクも早く着替えよう着替えていると後ろではスデにお客さんが待っておられました・・・まだレース直後で身体が落ち着いていない状態で施術。なかなか厳しい。その後何とか院長の走っている姿を撮影することに成功!

カウベルを鳴らし名前を呼んで応援!自分が走っていても名前を呼んでもらえるととても嬉しいものです。そして不思議と力が出るんです!

何度か転倒して、最終周回に入る手前で先頭に抜かれてしまって一周回少なくゴールしてしまった院長です。とても残念そうでした。

そして片付けをして毎年恒例の記念撮影をして桂川を後にしました。
また今シーズンの関西シクロクロスでのコンディショニングブース出店についてのまとめもBLOGでアップしたいと思います。

photo:Hideaki.TAKAGI